理解の本質-理解の解像度を上げる-

waku

理解が大事っていうけど、理解を理解したいのよね。

Kuru

いい問いだね。そもそも理解ってなんだろうね。

理解ってそもそも何?理解の解像度を上げる「理解の本質」を解説します。理解は脳の影響を受けています。そしてあるポイントについては、理解することができない、という特異点が存在します。今回は、理解の本質についてお伝えします。

✓記事の内容
  • 理解とは
  • 理解する能力について
  • 理解の本質
目次

理解とは

まずは理解とは何かについて深堀りしたいと思います。

理解は、理(ことわり)を解く(とく)と書きます。

理をもっとも簡単に表現するなら、関係です。 関係には原因と結果を表す因果関係や相対関係、等価関係など様々な関係があります。

水とは何かと問われたときに、水がほかの物に与える影響や、逆にほかの条件が水に与える影響(状態変化)、さらにどんな分子構造を持っているのかなどを通して、水を知ろうとしています。これは、水が持ち得る関係を解く(ほどく)ことをしているように思えます。

理解とは、そのものの関係を解く(ほどく)ことと言えるのです。

理解の本質

理解する能力

私たちは当たり前のように理解する能力を使っています。この能力のおかげて、地球の生物の中で文明を築くまでになりました。

人間にとって最も偉大な能力とは何かを答えるのなら、それは理解する能力だと言えるのではないかと思っています。

火を道具として使うことができたのも、言葉を駆使することができたのも、農業革命や産業革命、情報革命やAI革命を起こすことができたのも全て、理解する能力を持ったからだと言えるのではないでしょうか。

より詳細に表現するなら、人間は複数の観点や概念を統合できる理解能力を持っていると言えます。

水で言えば、暑いときは氷として使い、寒いときには体を温めるために使い、地球を水の惑星と呼んだり、星の帯を銀河を呼んだり、神聖な水として聖水、宴ではお酒をつくり、軟水や硬水の性質の違いを料理に活かしたりと、多くの観点や概念を流動的に統合させています。

当たり前のようにしていることですが、これはとても偉大な能力ではないでしょうか。

そんな理解にも本質を観れば、また違う一面が見えてきます。

理解の本質

理解は脳で行うものです。 そのため認識構造の影響を受けてしまいます。 理解の本質を踏まえることで、理解とは何かの解像度を上げることができます。

理解は偉大な能力ですが、全知全能ではありません。 理解の輪郭をとらえ、理解という能力を使いこなしていきましょう。

理解した結果は部分

脳が部分だけをとるため、理解したすべては部分となります。 どんなに理解した結果を集めても、たとえ無限大の結果を集めても、理解した結果は全体にはなりません。

理解は経験に基づく

脳が記憶とつなげて理解したり考えたりするため、理解は記憶のデータバンクの情報に依存します。データバンクに無い情報は、「分からない」「難しい」「思考停止」という理解の結果が出てきます。

理解は相対的である

脳が違いを通して理解をするため、理解した結果は相対的になります。 何と比較するのかによって理解の結果は変わってきます。

観点によって理解は変化する

水の例で表現したように、分子の観点からみるのか、料理の観点からみるのか、神聖な観点からみるのか、ロマンの観点からみるのかによって、理解の結果は変わります。

そのものは理解出来ない

理解する能力が当てはまらない領域があります。それはそのものについてです。

右目は右目を見ることができません。右手の人差し指の指先に同じ指先で触れることはできません。鼓膜の音を聞くことはできません。

同じように、そのものについては、出会うことも、確認することも、知ること、理解することができません。

究極の理解は成ること

そのものには、出会うことも確認することもできません。当然、理解もできません。しかし、そのものに成ることはできます。

これまでの理解は、客観的に観察した結果でした。今回の成る理解は主観の理解となります。

立場チェンジという言葉があります。 経験したことがなくても、その人ならどう考えるのかと「成ってみたところ」から考えてみる取り組み方です。

目の解剖学的な仕組みや目が果たす役割などの客観的な理解と、右目そのものに成って世界を見るのとでは、得られる情報は全く異なります。主観的に得られる情報は圧倒的に客観的な理解の情報よりも多くなります。 しかし、理解の本質からは逃れられません。右目に成って世界を見ても、右目そのものを見ることはできません。

まとめ

理解の本質について解説しました。 私達は理解を通して多くのことを実現することができます。しかし、その理解も脳の認識構造の影響を受けてしまうため、不完全さが生まれてしまいます。それが、「そのままを理解出来ない」ということでした。

「理解」には出来ないことがあるんだ、ということを踏まえて、様々なことに取り組めたらいいですね。

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