結局、何が人を幸せにするのかしら?
人の幸福と健康について75年にも渡る調査研究の結果が出ていたよ。
一生を通して私たちを、健康で幸福にしてくれるのは何でしょうか?
もし、その答えが分かれば、あなたの人生も健康で幸福に満たすことが出来ます。 75年にわたって、724人もの男性を追跡した結論が、ハーバード成人発達研究により発表されています。
・どんな研究だったの
・結論はズバリ!良い人間関係
・良い人間関係を阻むものは?
どんな研究だったの
ハーバード大学が進めている成人発達研究の調査として、ハーバード大学卒の男性たちと、ボストン育ちの貧しい男性たち、この2つのグループの追跡調査です。
1938年から75年にもわたる追跡は、ただ質問表を送るのではなく、参加者へのインタビューや医療記録、血液検査や脳画像の検査。家族から話を聞いたり、奥さんと気がかりな事についての会話を撮影したりと、忍耐を持って継続された研究です。
研究責任者は4代目となり、対象者も90歳に。当初724人いた対象者も60人にまで減ってきています。
研究結果の結論は!?
長い研究の結論は、
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
家柄や学歴、職業、老後の資金がいくら積み立てられるか、年収はいくら稼いでいるのか、子供はいるのか、結婚はしているのかといったことではなく、人間の幸福度と健康に直接関係していたのは、人間関係だったという結果になったのです。
良い人間関係は何をもたらしてくれるのか
良い人間関係に人数は関係あるのでしょうか。 たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが重要なのです。
信頼できる人がそばにいれば、緊張がほどけ脳が健康に保たれ、心身の苦痛が和らぐ効果があります。一方で、孤独を感じる人は、病気になる確率が高く、寿命が短くなる傾向があることも示しています。
経済的な高さの幸せをもたらしてくれる関係性よりも、人間性の深さの幸せをもたらしてくれる関係性の方が、脳も心も持続的に健康でいられます。
良い人間関係を阻むものは!?
良い人生には良い人間関係があればいい、と分かっていても簡単に築けるものでもないのが人間関係です。
条件や環境の影響を受けやすく複雑なのが人間関係です。相手に合わせていても信頼が深くなることはありません。自分の主張ばかりしていても、関係は長くは続きません。
複雑なところを何とかしようとすればするほど、訳が分からなくなります。
良い人間関係を阻むものは、自分の認識です。
相手がどんな人なのかを考え、感じるのは脳です。私たちが思う相手とは、実は自分が相手をどう思ったのかの認識の結果を見ています。
自分が相手をどう認識しているのかを観察することが出来なければ、自分が勝手に決めつけた人間関係を作ってしまうことになります。
自分自身と疎通する技術は、人間関係にとって必要不可欠な技術となります。 このブログでは、認識を観察する理解と技術を発信していきます。 自分が何をどう思い、感じているのか、そもそも何を見ているのかを観察していきましょう。
まとめ
・良い人生を歩むには良い人間関係が必要
・良い人間関係には自分の認識を観察出来ること
・自分の認識を観察するには観察する理解と技術を身に付けること
人が最も影響を受けやすいのは相手からどう思われるのかです。
自分の認識を観察できれば、人の認識も観察できるようになります。
その結果、受動的に振り回されることもなくなります。じっくりと取り組んでいきましょう。