
疎通の課題の疎通って、意思疎通の疎通かしら?



そうだね。ONECYCLE7の疎通についてお伝えします。
疎通の課題を解決する ONECYCLE7が提唱する、分かり合うための新しい概念です。
初めての方にも分かるように、咀嚼してお伝えします。
- 疎通とは
- 疎通を技術にする
- 教育で世界を変える
疎通とは
「疎通の課題とは何か」の記事では、分かり合えない課題が疎通の課題であると説明しました。
解決するには、自分との疎通と相手との疎通が必要となります。
では、「疎通」とは何でしょうか。
辞書では、「妨げなく通ずること」とありますが、疎通の課題を技術として解決するONECYCLE7にとっては、不十分な概念になります。


疎通とは再現すること


分かり合えない状況が疎通できたとした場合、一般的には、
「分かり合えない」→「分かり合えた」
「分かり合えない状況」から「分かり合えた状況」へ変わったら、疎通できたと理解するでしょう。
しかし、ONECYCLE7では、
「分かり合えない」→「分かり合えた」→「分かり合えない」
「分かり合えない状況」から「分かり合えた」と変わり、そこからもう一度「分かり合えない状況」を再現できたときに、疎通できたとしています。
疎通とは、何がどうなってその状況(分かり合えない状況)が生まれたのかを理解できた時を疎通できたとしているのです。
コミュニケーションにおける疎通とは


コミュニケーションの場合ではどうでしょう。
一般的には、
相手の伝えたい思いと言葉を自分が理解したとき疎通できたと思うでしょう。
ONECYCLE7では、
相手が何をどう見ているのかの認識を自分の認識に再現できたとき、疎通できたと言っています。
一般的な場合では、思いや言葉が正確であるほど、伝わっているとされるのに対し、ONECYCLE7の場合では、何をどう見ているのかが正確であるほど、伝わっているとしています。
なぜ再現が大切なのか
なぜ再現する必要があるのでしょうか。
分かり合えない状況の話では、どんな条件が分かりあえなさを作ったのかが明確になるほど、状況や相手、自分に対する理解が深まります。自分や相手にどうこう思うことはなくなります。
さらに再び同じ状況になったとしても、すぐに対応することが出来ます。
つまり、分かり合えないという事象に不安や自己否定、他者否定をすることなく安心できるようになります。
コミュニケーションの話では、思いや言葉が生まれる背景である、何を見ているのかが共有できた時、その思いも言葉も正確に理解できるようになります。
さらに、言葉に出来ない思いも理解できるようになります。
再現することで、何を言った言われたという現象的な事象の理解ではなく、その事象がなぜどのように生まれたのかを理解することができるのです。
そしてこれは相手との疎通だけでなく、自分自身との疎通にも当てはまります。
疎通を技術にする
人類の歴史が始まってから、分かり合えない課題(疎通の課題)を克服するには、個人の経験に依存するしかありませんでした。
しかし、どんなに経験を積んでも分かり合えない悩みは繰り返されます。
人類誰もが分かり合えない経験をします。
ということは、分かり合えない事象には法則性があるということです。
この分かり合えない法則性を、脳の仕組みに基づいて明らかにし、再現可能な問題としたのがONECYCLE7です。
どんなメカニズムで分かり合えない状況になるのかが明確になれば、技術として誰もが正しく取り組むことが出来ます。
教育で世界を変える
自分自身と分かり合えない、相手と分かり合えない。
この疎通の課題は、私たちの心に大きな深い傷と人生を変えるほどの大きな影響を与えて来ました。
それらを個人の問題に押し付け、経験に依存した解決法だけで対応してきた時代は終わりです。
読み書きそろばんが誰もが出きるように、疎通の課題に対する正しい理解と解決法を誰もが持つ時代をつくりたいと思っています。